よし、とりあえず、
五月リョウタ本人から了承を得たので
思いっきりこの作品「5月1日」の感想を
書くとしよう。
※あくまで、ここから下の文は麦畑飛魚の個人的な感想です。
なので、音源をまだ聞いていない人は
イメージが固まってしまう可能性があるので、
先に音源を買って、まず聴いてみることをお勧めします。
個人的には1,000円以上の価値はある音源だと思うので
まずは買って聴いてみて、それぞれ自由に想像を膨らませるのが良いと思います。
1.タクシーで帰ろう
五月リョウタは後からじわじわくる
曲を作るのが得意だと思うのですが、
その、じわじわくる曲の代名詞みたいな曲です。
この曲のポイントは
この曲に出てくる
つきあっているかどうかさえ
微妙な関係の男女二人が
それぞれ、金もないし
めちゃくちゃ良い状況にあるわけではないけど
別に思いっきり不幸でもない
ということです。
ただ、ぼんやりとした不安はあり、
先は見えないといった感じ。
そんな若者の二人が
終電を逃し、普段あまり使わない
タクシーを使って帰ることにした
といったような話であると思います。
そんで流れる景色を見ながら
ああ、なんでこんな感じに
なっているんだろう
僕らは何をやっているんだろう。
といったような時間。
そんな状態を描写したのだと思います。
で、この曲にその次の展開が何かあるかというと
別に何もなくて、ただ、ぼんやりと
そういう、なんともいえない時間が
流れた。よ。
といった歌であると思います。
まずこれをこのまま歌にして
放り投げて、そして、それ以上の主張はせず、そのまま
そこにおいておくことが出来るのが
五月リョウタの良いところ
だと思います。
2.ピアノ弾き
良い歌です。
でもいきなり暗いです。
「ああ、やっちゃった 生まれてきてしまった」
で始まります。
いきなり
おもいっきり暗いです。
絵的には
思春期の女の子とかが
はまりそうな感じですな。
で、イメージの中の街で、静かにピアノを
弾いてるイメージだけがある。
それだけ
現実はやってられない。
現実は見てられない。
だからこそ
ピアノ弾きになりたい。
と思っているけど
ピアノなんか一回も弾いたことないけどね。
といった感じ。
この曲は痛々しいけど、
それは誰にでもある部分で
やってられないような現実とイメージの中の世界を
いったりきたりしている、少年少女の苦悩
をストレートに表していて
良い曲だと思います。
3.小金井アパート
ギターが難しそう。
これはピアノ弾きと比べると
10歳以上年上の
人たちが登場する物語だと思います。
小さなアパートで
暮らしている20代中盤〜後半の二人の
男女は、それぞれに
やりたいことはあるけれど
あまりうまくいっていない。
けど、まぁ、なんとか
それなりにやっている。
という二人の暮らし。
これはやさしい歌ですな。
女性からの人気が高そう。
なんとなく。
4.街灯オレンジ
とにかくこの後の曲でも
でてきますが、五月リョウタ
夜更かしが好きね。
健康に悪いわよ。
といいたくなるぐらい、
彼の歌には夜の街を徘徊しながら、
話をしたり、ビール飲んでる状態が
よく出てきます。
そして、そのぼんやりした
幸せでも不幸でもないような状態を
描写することは彼にとって
息を吸ったり吐いたりするぐらい
簡単なことなんじゃないかと思います。
とにかく彼は、夜に一人の男が街をぶらぶら歩いている
状態を描写するのが得意です。
そしてそれはとても良いことだと
思うし、このパターンで100曲ぐらい
作ればよいのだと思います。
とりあえず街灯オレンジは
それの一曲目です。
録音もいい感じになってます。
5.ラウドスピーカー
このアルバムの中で
一番キてる曲だと思います。
なんか、いろいろなことが
ぴたっとはまっていて
最高です。
僕は今回の五月リョウタのアルバムで
一曲だけ誰かに聴いてもらえる機会
があるとしたら、
この曲を選ぶと思います。
「暴れだす感覚を そのまま教えてくれよ
ほこりまみれでいいよ
なぁラウドスピーカー」
良い詩です。
6.裸の夜
彼がやっていたバンドの
シアターネイサンの感じがする曲です。
ドラムたたきながら歌っている
イメージ。
なぞのコード進行。
ぶわーっと歌う感じ。
この曲は
弾き語りも良いけど
いろいろと音が重なると
面白そう。
7.あいつは映画みたいな生き方
この曲はコロンブスの卵だと
思いました。
確かに言われてみたら
その通りだけど
当たり前すぎて誰もそのことを口に出して
言ったことはなかった。
といったような感じ。
「あいつは映画みたいな生き方
いろんな映画を1000本見たんじゃなく
1本の映画を100回見たから
あいつは映画みたいな生き方」
そんで、そんな言うんだったら
誰から見てもヒーローみたいな感じの
生き方をしているのかな。
と思いきや、、、
おっとここからは
本作を聞いてからの
おたのしみです。
五月氏の楽曲の中では
珍しくキャッチーな(広く受け入れられそうな)感じがする楽曲です。
8.やわらかい夜
録音がとてもいい感じです。
さわやかな歌。
お、珍しくポジティブな歌来たな
と思いながら歌詞カード
読んでいったら、
おもいっきり
「僕は酔っ払ったまま 前向きなだけさ」
と書いてあって
おもいっきり”前向き”って
書いてあるやーん
とおもった。
そんな曲です。
9.大きな隕石
この曲は冒頭の部分でもあるように
実話の部分が
大きいみたいです。
ちなみに
冒頭の部分に出てくる
花巻市の石鳥谷駅は
下記のような駅らしいです。
石鳥谷駅(いしどりやえき)は、岩手県花巻市石鳥谷町好地にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
住所:岩手県花巻市石鳥谷町好地第7地割12-7
乗車人数:1,199人/日
※ウィキペディア調べ
五月氏が
有名になったら
聖地的なものになるのかな。
曲は五月氏の
得意とする
どうにもならない曇り空
といったような感じになっております。
10.街角の占い師
吉祥寺のこの感じ好きね。
この曲はそれに加え、
はじめて歌を歌った少年の
心の震えみたいものが
テーマとなっています。
初期衝動。
初めての試み。
足ががくがく震える感じ。
けど、とっても
清清しい感じ。
ああ、前からこんな
感じのことやってみたかったんだー
うおーっ
といったような感じ。
「お前が何度目だろうと構わない」
まぁ、確かにその通りですな。
11.ジャージのままで飛び出したんだよ
「知ってる事はいつかちゃんとゴミになって
知らない事はちゃんとどうにもならない
そんな事がたまに心地いいんだよ」
五月氏らしい詩だな。
12.11時
また夜徘徊しています。(笑)
珍しく月がでてきて
きれいな曲です。
月と会話をしているようでもあり
ロマンチックな曲です。
このアルバムの最後の曲です。
■まとめ
全体を通して、
五月氏のどうにも
ならない曇り空を
確認することができるし、
ポジティブな曲や
やさしい曲や
ロックな曲も入っており、
いろいろ楽しめます。
良い音楽だと思うので
是非、みなさんも
お手にとっていただけると
幸いです。
五月リョウタ氏のアルバム
「5月1日」は
12曲入り
1,000円(税込み)だそうです。
ちなみに彼の
ウェブサイトはこちら
http://fujiwararyouta.jimdo.com/
それでは終わります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
麦畑飛魚でした。
五月リョウタ本人から了承を得たので
思いっきりこの作品「5月1日」の感想を
書くとしよう。
※あくまで、ここから下の文は麦畑飛魚の個人的な感想です。
なので、音源をまだ聞いていない人は
イメージが固まってしまう可能性があるので、
先に音源を買って、まず聴いてみることをお勧めします。
個人的には1,000円以上の価値はある音源だと思うので
まずは買って聴いてみて、それぞれ自由に想像を膨らませるのが良いと思います。
1.タクシーで帰ろう
五月リョウタは後からじわじわくる
曲を作るのが得意だと思うのですが、
その、じわじわくる曲の代名詞みたいな曲です。
この曲のポイントは
この曲に出てくる
つきあっているかどうかさえ
微妙な関係の男女二人が
それぞれ、金もないし
めちゃくちゃ良い状況にあるわけではないけど
別に思いっきり不幸でもない
ということです。
ただ、ぼんやりとした不安はあり、
先は見えないといった感じ。
そんな若者の二人が
終電を逃し、普段あまり使わない
タクシーを使って帰ることにした
といったような話であると思います。
そんで流れる景色を見ながら
ああ、なんでこんな感じに
なっているんだろう
僕らは何をやっているんだろう。
といったような時間。
そんな状態を描写したのだと思います。
で、この曲にその次の展開が何かあるかというと
別に何もなくて、ただ、ぼんやりと
そういう、なんともいえない時間が
流れた。よ。
といった歌であると思います。
まずこれをこのまま歌にして
放り投げて、そして、それ以上の主張はせず、そのまま
そこにおいておくことが出来るのが
五月リョウタの良いところ
だと思います。
2.ピアノ弾き
良い歌です。
でもいきなり暗いです。
「ああ、やっちゃった 生まれてきてしまった」
で始まります。
いきなり
おもいっきり暗いです。
絵的には
思春期の女の子とかが
はまりそうな感じですな。
で、イメージの中の街で、静かにピアノを
弾いてるイメージだけがある。
それだけ
現実はやってられない。
現実は見てられない。
だからこそ
ピアノ弾きになりたい。
と思っているけど
ピアノなんか一回も弾いたことないけどね。
といった感じ。
この曲は痛々しいけど、
それは誰にでもある部分で
やってられないような現実とイメージの中の世界を
いったりきたりしている、少年少女の苦悩
をストレートに表していて
良い曲だと思います。
3.小金井アパート
ギターが難しそう。
これはピアノ弾きと比べると
10歳以上年上の
人たちが登場する物語だと思います。
小さなアパートで
暮らしている20代中盤〜後半の二人の
男女は、それぞれに
やりたいことはあるけれど
あまりうまくいっていない。
けど、まぁ、なんとか
それなりにやっている。
という二人の暮らし。
これはやさしい歌ですな。
女性からの人気が高そう。
なんとなく。
4.街灯オレンジ
とにかくこの後の曲でも
でてきますが、五月リョウタ
夜更かしが好きね。
健康に悪いわよ。
といいたくなるぐらい、
彼の歌には夜の街を徘徊しながら、
話をしたり、ビール飲んでる状態が
よく出てきます。
そして、そのぼんやりした
幸せでも不幸でもないような状態を
描写することは彼にとって
息を吸ったり吐いたりするぐらい
簡単なことなんじゃないかと思います。
とにかく彼は、夜に一人の男が街をぶらぶら歩いている
状態を描写するのが得意です。
そしてそれはとても良いことだと
思うし、このパターンで100曲ぐらい
作ればよいのだと思います。
とりあえず街灯オレンジは
それの一曲目です。
録音もいい感じになってます。
5.ラウドスピーカー
このアルバムの中で
一番キてる曲だと思います。
なんか、いろいろなことが
ぴたっとはまっていて
最高です。
僕は今回の五月リョウタのアルバムで
一曲だけ誰かに聴いてもらえる機会
があるとしたら、
この曲を選ぶと思います。
「暴れだす感覚を そのまま教えてくれよ
ほこりまみれでいいよ
なぁラウドスピーカー」
良い詩です。
6.裸の夜
彼がやっていたバンドの
シアターネイサンの感じがする曲です。
ドラムたたきながら歌っている
イメージ。
なぞのコード進行。
ぶわーっと歌う感じ。
この曲は
弾き語りも良いけど
いろいろと音が重なると
面白そう。
7.あいつは映画みたいな生き方
この曲はコロンブスの卵だと
思いました。
確かに言われてみたら
その通りだけど
当たり前すぎて誰もそのことを口に出して
言ったことはなかった。
といったような感じ。
「あいつは映画みたいな生き方
いろんな映画を1000本見たんじゃなく
1本の映画を100回見たから
あいつは映画みたいな生き方」
そんで、そんな言うんだったら
誰から見てもヒーローみたいな感じの
生き方をしているのかな。
と思いきや、、、
おっとここからは
本作を聞いてからの
おたのしみです。
五月氏の楽曲の中では
珍しくキャッチーな(広く受け入れられそうな)感じがする楽曲です。
8.やわらかい夜
録音がとてもいい感じです。
さわやかな歌。
お、珍しくポジティブな歌来たな
と思いながら歌詞カード
読んでいったら、
おもいっきり
「僕は酔っ払ったまま 前向きなだけさ」
と書いてあって
おもいっきり”前向き”って
書いてあるやーん
とおもった。
そんな曲です。
9.大きな隕石
この曲は冒頭の部分でもあるように
実話の部分が
大きいみたいです。
ちなみに
冒頭の部分に出てくる
花巻市の石鳥谷駅は
下記のような駅らしいです。
石鳥谷駅(いしどりやえき)は、岩手県花巻市石鳥谷町好地にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
住所:岩手県花巻市石鳥谷町好地第7地割12-7
乗車人数:1,199人/日
※ウィキペディア調べ
五月氏が
有名になったら
聖地的なものになるのかな。
曲は五月氏の
得意とする
どうにもならない曇り空
といったような感じになっております。
10.街角の占い師
吉祥寺のこの感じ好きね。
この曲はそれに加え、
はじめて歌を歌った少年の
心の震えみたいものが
テーマとなっています。
初期衝動。
初めての試み。
足ががくがく震える感じ。
けど、とっても
清清しい感じ。
ああ、前からこんな
感じのことやってみたかったんだー
うおーっ
といったような感じ。
「お前が何度目だろうと構わない」
まぁ、確かにその通りですな。
11.ジャージのままで飛び出したんだよ
「知ってる事はいつかちゃんとゴミになって
知らない事はちゃんとどうにもならない
そんな事がたまに心地いいんだよ」
五月氏らしい詩だな。
12.11時
また夜徘徊しています。(笑)
珍しく月がでてきて
きれいな曲です。
月と会話をしているようでもあり
ロマンチックな曲です。
このアルバムの最後の曲です。
■まとめ
全体を通して、
五月氏のどうにも
ならない曇り空を
確認することができるし、
ポジティブな曲や
やさしい曲や
ロックな曲も入っており、
いろいろ楽しめます。
良い音楽だと思うので
是非、みなさんも
お手にとっていただけると
幸いです。
五月リョウタ氏のアルバム
「5月1日」は
12曲入り
1,000円(税込み)だそうです。
ちなみに彼の
ウェブサイトはこちら
http://fujiwararyouta.jimdo.com/
それでは終わります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
麦畑飛魚でした。